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AWSでもAzureでも使えるVMware、デルから買うと何が違うの? 中の人に聞いた(1/2 ページ)

Dell EMCのハードウェアを生かした新ソリューションだけでなく、既に北米で試験展開中の新サービスを国内でも提供するという。

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 企業がクラウドや関連製品を導入するとき、「どのベンダーの、どの製品を使うか」と同時に、「どの企業から買うか」という点で悩む担当者は多いのではないだろうか。

 VMwareの製品は、とりわけそんな事態が起こりやすい状況にある。同社の仮想環境はAmazon Web Services(AWS)経由で構築できる他、日本ではまだ可能になっていないものの、北米ではMicrosoft Azure(以下、Azure)でも提供されているためだ。

 実は、同社をDell EMCと一緒に傘下に抱えるDell Technologiesも、VMware製品を使ったクラウドソリューションを提供している。国内のクラウド市場でAWSとAzureが台頭する中、同社はあえて自社から提供するVMware製品を、他とどう差別化していくのだろうか? 

ハードウェアの強みを生かす、Dell EMCとVMwareの連携戦略とは?

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EMCジャパンでクラウドプラットフォームスペシャリストを務める吉田尚壮氏

 EMCジャパンでクラウドプラットフォームスペシャリストを務める吉田尚壮氏は、既にAWSで提供する「VMware Cloud on AWS」のメリットについて、「従来のオンプレミス環境と全く変わらないUIでVMware製品を使える他、条件がそろえば、オンプレミスのVMware環境とAWS上のクラウド環境を単一画面で管理でき、両プラットフォームの間で仮想マシンの移行もできます。セキュリティ関連のSaaSも使えるなど、将来のマルチクラウド環境を見据えた展開が可能なビジョンを持っています」と語る。

 一方、“あえてDell EMCではクラウドプラットフォームを手掛けない”Dell Technologiesが掲げるのは、「Dell Technologies Cloud」と呼ばれるハイブリッドクラウドソリューションだ。その戦略は、大きく2つに分けられるという。

「アップグレードなしで運用」をなくせる? ハードウェアとの連携ソリューション

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