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Windows 10の運用が面倒過ぎる! と怒る前に、企業が知るべき「WaaS」の現実横河レンタ・リースの「Win10運用マスターへの道」(16)(2/3 ページ)

Windows 7からWindows 10に代替わりした途端、配信される大量の更新データや勝手の違う作業負担に頭を抱える――。多くの企業で発生する困った事態の理解に必要な鍵こそ、Microsoftが提唱する「Windows as a Service」の定義と、その前提条件が生み出す「ズレ」なのです。

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Windows 10の「理想」は、なぜ企業の現実とズレてしまうのか

 WaaSも本来は「運用が一切いらない」形を目指しています。例えば、従来のWindowsであれば膨大なパッチ(KB)を管理者が選定して適用していた運用から、Windows 10は「累積更新プログラム」という、最新のパッチを1つにまとめたアップデータを1つ当てれば済む形に変わりました。また、従来のリプレースに相当する新バージョンも、半年に一回オンラインで提供されるようになりました。こうすることで、流通を不要にし、短いサイクルのアップデートでも管理者に負担をかけないようにしました。

 しかし、Windowsのユーザー企業にとって、この形にはまだまだ無理があります。具体的にどこで問題が発生するのか、これから1つずつご紹介しましょう。

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