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リコーの挑戦、複合機製造業のサービスプロバイダー化とは:特集:サブスクリプション×DX
オフィス用複合機メーカー、リコーはペーパーレス化によって消耗品ビジネスからの転換を余儀なくされた。製造業が「モノを作って、売る」という従来型のビジネスから脱却するために変革したものとは。
2019年10月17日、「Subscribed Tokyo 2019」が開催された。その中で、リコーの常務執行役員でプラットフォーム事業本部長を務める野水泰之氏は「当社は製造業。非常に厳しい道ですが、サブスクリプションビジネスへの変革をしています」と語った。
リコーは言わずと知れたオフィス用印刷機、複合機のメーカーだ。同社は大手企業を中心にペーパーレス化が進んだことで、従来型のアフタービジネスでの収益化が困難になっていたという。収益構造を再構築するため、企業風土の変革や、意識の改革の必要性に迫られていた。
リコーの従業員数は92300人(2019年3月末時点)。野水氏は従業員全員の意識改革を促し、「オフィスプリンティング」というモノ売りから「オフィスのデジタル化サービス」を提供するサブスクリプション化への挑戦を始めている。
野水氏は、Adobeのようなハードランディングなサブスク化が必要だと思っていたが、実際に参考にしたのはAutodeskの例だったという。
編集注:Adobeは2011年に全てのサービスをサブスク化することを公表し、パッケージ版は更新を止めた。Autodeskは現行バージョンのパッケージ販売を続けている
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