全てがコトになる 「サブスクリプション」に見るビジネスモデルの変革

 「モノよりコト」「所有より利用」という価値観の変化や、シェアリングエコノミーの浸透によって、サブスクリプションビジネスの拡大が続いている。法人向けや個人向けを問わず、既存サービスの定額化、新規参入など、サービス提供者、ターゲット、商品それぞれが多種多様だ。

 国内企業に目を向けると、体力のないスタートアップ事業者が斬新なビジネスモデルで収益化を実現する一方で、潤沢な資産を持ちながら、従来型の「モノを売るビジネス」の収益構造に苦しんでいる企業も多い。

 なぜサブスクリプションビジネスはここまで盛り上がったのか、レンタルやリースとの違い、サブスクリプションサービスを支えるプラットフォームビジネスなどから、成功するサブスクリプションの姿や、今後のビジネス変革のヒントを探る。

TopStory

全てがコトになる:

2019年は「サブスク元年」と言われた。企業側にとって、サブスクへのビジネスシフトは簡単ではない。それでもビジネスのサブスク化が止まらないのはなぜか? ――顧客と投資家がそれを望んでいるからだ。今、日本の製造業は岐路に立っている。

(2020年1月6日)

特集記事

特集:サブスクリプション×DX:

なぜサブスクリプションビジネスはここまで盛り上がったのか、レンタルやリースとの違い、サブスクリプションサービスを支えるプラットフォームビジネスなどから、成功するサブスクリプションの姿や、今後のビジネス変革のヒントを探る。

(2019年10月1日)
特集:サブスクリプション×DX:

ビジネスのサブスクリプション化が止まらない。従来とは全く異なる価値観に基づいたサービスや、それに伴うビジネス設計、企業の財務指標など、あらゆるものが変化する。企業が「顧客にとっての価値」を見極め、変化の時代に追いつくためには、何をすればいいだろうか。

(2019年10月8日)
特集:サブスクリプション×DX:

オフィス用複合機メーカー、リコーはペーパーレス化によって消耗品ビジネスからの転換を余儀なくされた。製造業が「モノを作って、売る」という従来型のビジネスから脱却するために変革したものとは。

(2019年10月21日)
半径300メートルのIT:

ペーパーレス世代のビジネスパーソンにも「本は紙じゃないと」という意識は根強いもの。それでは、電子書籍世代の子どもたちにとってはどうでしょうか? 統計から見える興味深い傾向から、技術が広げる可能性と大人の責務を思います。

(2019年10月29日)
特集:サブスクリプション×DX:

サブスクリプション型ビジネスは、企業に大きなメリットをもたらす。しかし、そのメリットを獲得するまでの課題も多い。他社よりも先にサブスクリプションビジネスの収益化を実現し、次世代のリーダー企業となるために必要なものとは?

(2019年10月30日)
現場視点のエコシステム:

企業のコアバリューをいち早くマネタイズするために、コア以外の技術は内製せず、APIを使って「借り物競走」するべきだ――。サブスクリプションビジネスを成功させる仕組みとはどのようなものか。APIエコノミーの先駆者に話を聞いた。

(2019年11月7日)
2020年にはAWS、Azure、GCPで利用可能に:

データ分析に“実際に使った分だけ”リソースの料金を支払う――そんな制度を、データ関連サービスを手掛けるTeradataがクラウドユーザー向けに発表した。事前チャージも後払いも可能だという、その仕組みとは。

(2019年10月23日)

Dell Technologiesが新たな料金体系として、PCやソフトウェア、ハードウェア、仮想化製品などを含めた統合的なサブスクリプションモデル「Dell Technologies on Demand」を発表した。運用管理作業を自律化するコンバージドインフラ「PowerOne」と併せて発表に踏み切った背景には、今後10年間に向けた大々的な目標があるという。

(2019年11月15日)
「サブスクの次」を見据えて:

日本に根強く残る、印鑑文化。クラウドサイン事業部長の橘氏は「誰もがおかしいと思っていたことは、誰かが変えていく」として、ハンコ文化からのデジタルトランスフォーメーションと、10年後の日本について語った。

(2019年11月28日)

関連記事

菱洋エレクトロは、企業で使う端末やソフトウェアをサブスクリプション形態で提供するDaaS(Device as a Service)を発表した。高性能プロセッサ、OS、Microsoft 365、業務支援サービスを含めてPCをカスタマイズして提供し、機器の導入から運用支援、保守までをトータルでサポートする。

(2019年12月5日)
週末エンプラこぼれ話:

日本サブスクリプションビジネス振興会が「日本サブスクリプションビジネス大賞2019」を開催した。

(2019年12月10日)

パナソニック システムソリューションズ ジャパンは、ノートPC「Let's note」とソフトウェアをサブスクリプションで使えるサービスパックを発表した。

(2019年11月29日)

ディープラーニングAIによる画像認識技術と文章の前後関係を判定する自然言語処理の組み合わせに加えて、ゆがみや傾きの自動補正、訂正マーク部分の文字飛ばしにも対応。中堅中小企業向けのサブスクリプションサービスとして提供する。

(2019年11月26日)

既存システムとの連携や複雑なプライシングに対応する「Type A」と、新規にビジネスを立ち上げる事業者のために顧客接点やデータ連係を支援する「TypeB」の2つのプランを提供、運用に必要な機能を一元的に支援する。

(2019年10月1日)

販売システムと会計システムをつないで、ビジネスモデルの変更に伴う金額処理を自動化する。既存システムの改修をせずに、収益認識基準への対応やサブスクリプションビジネスへの参入が可能になるという。

(2019年9月25日)

SubscLampは「サブスクをみんなのものに。」をコンセプトに、法人/個人を問わず誰でもサブスクリプションビジネスが始められるWebソリューション。サービス登録料は無料で、費用は決済手数料15%のみ。

(2019年9月11日)

ベビーシッターと家事代行のCtoCサービスを運営するスタートアップ企業がサブスクリプション家具を導入した。身軽さや柔軟性をメリットとして強調する。

(2019年9月24日)

対談

CIOへの道:

マーケティングのプロがIT部門にも関わっているオイシックス・ラ・大地のCMTと、クックパッドの情シス部長が、ITとビジネスの在り方について語り合う本対談。後編は全体最適の視点に立ったIT戦略の重要性と、ビジネスを加速させるシステムの在り方に関するテーマで話が進んだ。

(2019年3月20日)

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