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ヤフーのデータを企業や自治体で活用可能に「データソリューションサービス」が登場
ヤフーは、同社のビッグデータを活用して、企業や自治体の事業創造や成長、課題解決を支援する「データソリューションサービス」を開始。Webブラウザ上でユーザー自身が調査・分析できるツール「DS.INSIGHT」と、企業や自治体の要望に応じてビッグデータの分析結果提供や活用支援のコンサルティングを行う「DS.ANALYSIS」を提供する。
ヤフーは2019年10月31日、同社のサービスから得られるビッグデータを活用し、企業や自治体向けに事業創造や成長支援、課題解決などにつなげるインサイトを提供する「データソリューションサービス」を開始した。
同サービスは、ヤフーのビッグデータをユーザー自身がWebブラウザ上で調査・分析できるツール「DS.INSIGHT」と、企業や自治体の要望に応じて、DS.INSIGHTで提供していないビッグデータも含めた分析結果や活用支援のためのコンサルティングを提供する「DS.ANALYSIS」の2種類を提供。今後、ラインアップを増やしていく予定もある。
なお、現在同サービスで提供する情報について、ヤフーは「全て分析によって得られた統計データであり、匿名加工情報を含め、本人の同意がない限り、パーソナルデータ(個人を特定できる情報)を提供することはない」としている。
生活者の「インサイトを可視化」するサービスとは
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