ニュース
火災時に避難経路を自動アナウンス「建設現場向けIoT火災報知システム」――竹中工務店、KDDIらが実証
竹中工務店、KDDI、ヤマトプロテックは、「建設現場向けIoT火災報知システム」の実証実験を実施した。火災報知器とIoTクラウドシステムを連携させ、火災発生時に最適な避難経路を自動で通知する。PLC(電力線通信)の活用で、電波の届きにくい高層階や地下の作業場でも通知を受けられる。
竹中工務店、KDDI、ヤマトプロテックは2019年11月5日、火災発生時に最適な避難経路や初期対応を場内スピーカーやメールで自動通知する「建設現場向けIoT火災報知システム」を開発し、実用化に向けた実証実験と同システムを導入した避難訓練を実施したと発表した。
「建設現場向けIoT火災報知システム」の仕組みとは
関連記事
- KDDI、5G商用基地局の設置を開始 2023年度末までに5万局以上を全国展開へ
KDDIは、2020年3月に予定している第5世代移動通信システム「5G」の商用サービス開始に向け、第1号の基地局を設置し、電波発射を開始した。今後、全国に5G商用基地局を展開し、2023年度末までに5万3626局、基盤展開率93.2%を目指す。 - 5Gを活用してスタジアム周辺を警備する実証実験、国内で初成功 KDDIら
ドローンや自律走行ロボットなどに装備したカメラの4K映像を5G通信で伝送し、AIで異常を自動認識する。大規模イベントなどでの需要を見込み、今度のイベントで活用を予定する。 - IoTでイノシシを捕獲 福島県国見町とKDDI、共同実証へ
福島県国見町とKDDIは、農作物の鳥獣被害対策の一環として、センサーや監視カメラを活用したイノシシの自動捕獲システムの実証実験を開始。わなに侵入したイノシシを遠隔操作で捕獲する他、システムに捕獲をまかせる自動捕獲も可能。捕獲の効率化が見込めるという。 - IoTとAIで森林管理 KDDIらが実証実験を開始
KDDIらは、IoTを活用した森林管理効率化の実証実験を実施する。シカによる植林の食害を防ぐ防鹿柵に振動検知センサー機器を一定間隔で設置し、動物の衝突や風といった防鹿柵の振動原因をAIで推定する。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.