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通院や買い物に合わせて「AI運行バス」を予約 地域サービスとの連携でMaaSの実現へ――横須賀市で実証実験

神奈川県横須賀市、京急電鉄、NTTドコモらは、2019年12月9日から地域サービスと連携した「AI運行バス」の実証実験を開始する。医療機関や商業施設の業務システムとAI運行バスのシステム連携により、通院や買い物の予定に合わせたバスの予約ができる。

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 神奈川県横須賀市、京浜急行電鉄、NTTドコモ、新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)は2019年11月28日、横須賀市の逸見地区とその周辺で、住民の移動手段としてオンデマンド乗合交通「AI運行バス」を運行し、地域のサービスと連携した移動サービスを提供する実証実験を行うと発表した。期間は、2019年12月9日〜2020年2月24日まで(2019年12月27日〜2020年1月6日は休止)。

 AI運行バスは、時刻表に縛られることなく、乗りたいときに乗り、行きたい場所まで移動できるオンデマンド型の相乗型公共交通機関。専用スマートフォンアプリかコールセンターへの電話依頼による配車予約に応じて、AIがリアルタイムに最適な乗車両配車と運行経路を判断し、効率的な移動を実現する。

 地域の施設や店舗の情報発信とクーポン配布ができる集客サポート機能も搭載しており、移動の先にある目的地のサービスとの連携により、地域全体の活性化を視野に入れたMaaS(Mobility as a Service)プラットフォームとしての展開を目指している。

 今回の実証実験では、横須賀市内のバス路線がないエリアの1つである逸見地区とその周辺に住む住民を対象に、新たな交通手段としてAI運行バスを運行。日常生活に必要不可欠な医療施設や商業施設、健康増進施設などを連携させて、住民の利便性向上と健康増進、社会保障費抑制や地域経済活性化を目指した効果検証を行う。

医療施設や商業施設と連携し、AIバスが地域をつなぐ

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