ニュース
富士通、小樽観光協会らと観光客の流れを可視化する共同実証を実施 滋賀の「2019びわ湖花火大会」、名古屋市営地下鉄に続き北海道でも
富士通と小樽観光協会などは、ニセコ・積丹・小樽エリアを含む後志地方と、札幌駅、新千歳空港で、Wi-Fiパケットセンサーを活用して観光客などの動きを可視化する共同実証を行う。人の数や流れ、混雑状況、移動ルートなどを分析し、今後の観光施策や各種事業の効果検証などに活用する。
富士通は2019年12月10日、小樽観光協会をはじめ、北海道内の複数の観光協会や企業と共同で、北海道広域で観光客などの人の流れをIoTで可視化する実証実験を同年12月10日から開始すると発表した。
観光客などの人の流れをリアルタイムに可視化、観光施策などに活用
実証実験の期間は、2019年12月10日から2020年3月10日まで。小樽市など1市6町村を含む後志地方、札幌駅周辺、新千歳空港内の3エリアで、富士通のWi-Fiパケットセンサーを活用して、観光客などの人の流れをリアルタイムに計測して、可視化、分析する。
スマートフォンから発信される固有IDで人の流れを収集、セキュリティは?
関連記事
- 「2019びわ湖大花火大会」で人の流動状況をリアルタイムに観測 警備や混雑緩和に活用――富士通らが実証実験
富士通らは、「2019びわ湖大花火大会」で、IoTセンサーを活用して観客の流動状況を可視化する実証実験に取り組む。観客のスマートフォンから取得する固有ID情報を基に、滞留地点や滞留時間、移動状況などをリアルタイムに観測し、今後の警備計画や交通機関の混雑緩和、観光政策に役立てる。 - “電力データ×人流データ”などで新サービスの創出を――異業種データ活用の実証実験 東京・丸の内エリアで開始
三菱地所、富士通、ソフトバンク、東京大学大学院工学系研究科 大澤研究室が、業種を超えたデータ活用型の共創活動で新たな事業やサービスの創出を目指す、産学連携の実証実験を開始。電力データ、人流データ、売上データなど、オフィスビルや商業ビルに関する各種データを活用する。 - 観光地の“地域データ×人流データ”を観光マーケティングに活用――松江市と日本ユニシスが共同実証
島根県松江市と日本ユニシスは、地域データと人流データを組み合わせた観光マーケティング手法の実証実験を開始する。WebやSNSの観光に関するデータと、日本ユニシスの「人流解析サービス JINRYU」で得た観光地の人流データをAIで統合し、観光施策の立案などに活用する。 - 世界各地の“最短10分前”の人の流れが一目で分かる――Agoop、人流データの可視化サービスを提供開始
Agoopは、Webブラウザで利用できる人流データの可視化サービス「Kompreno」の提供を開始した。世界200以上の国や地域の“最短10分前から2週間前まで”の人の流れや密集度、滞在時間、移動速度などの情報を地図やグラフで可視化する。観光地の分析や都市計画、出店計画などに利用できるという。 - 倉敷市、ビッグデータで観光客の動きを“見える化” スマホの位置情報活用
倉敷市がスマートフォンの位置情報ビッグデータを活用して“観光客の動き”を可視化したところ、アンケートからは分からない観光客の実態が見えてきた。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.