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JR貨物、「Box」導入で鉄道輸送のIoTデータなどを社内外で共有 輸送品質向上と経営基盤強化へ
日本貨物鉄道(JR貨物)は、セキュアなコンテンツ管理、ワークフローの効率化、コラボレーションを実現するコンテンツ管理プラットフォーム「Box」を導入する。鉄道輸送のIoTデータや設備の検査データなどを社内外で共有、活用することで、輸送品質の向上や経営基盤の強化を目指す。
Box Japanは2019年12月18日、日本貨物鉄道(JR貨物)が、ITインフラを刷新する取り組みの一環として、同社のクラウドコンテンツプラットフォーム「Box」を採用したと発表した。
Boxは、セキュアなコンテンツ管理、ワークフローの自動化、コラボレーションを支援するコンテツ管理プラットフォーム。各種業務データなどを一元的に保管し、社内外にわたるさまざまコラボレーションやプロセスで活用できる。高度なセキュリティ制御、暗号キー管理、確実な情報ガバナンスによるコンテンツ保護が可能で、GDPR、HIPAA、PCI、GxP、FedRAMPといった規制に準拠する他、9カ国のデータレジデンシーに対応する。
また、「Microsoft Office 365」「G Suite」「Salesforce」をはじめとする1400以上のコラボレーションツール、業務プロセスツールとの連携により、業務に最適なツールをシームレスに利用でき、効率的なデジタルワークプレースを構築できる。
Boxによるインフラ刷新でJR貨物が目指す業務改革とは?
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