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佐川急便がクラウドで運行管理 ドラレコや走行状況、ドライバーの健康情報を集約へ
SGシステムは、複数メーカーのデジタルタコグラフ(デジタコ)に対応するクラウド型運行管理システム「Biz-Fleet」をグループ会社である佐川急便の34営業所に導入する。互換性のない各社のデジタコを一元管理でき、運行管理や安全指導の効率化や強化を図れるという。
SGシステムは2019年12月23日、複数メーカーのデジタルタコグラフ(デジタコ)に対応可能なクラウド型運行管理システム「Biz-Fleet」をグループ会社である佐川急便の34の営業所に導入し、2020年1月から運用を開始すると発表した。
デジタコは、自動車の走行速度、走行時間、走行距離などの運行情報を記録するデジタル式の運行記録計。
トラックなどを使用する貨物自動車運送事業者は、貨物自動車運送事業法、道路交通法などにより、輸送の安全の確保に向けた的確な運行管理業務の遂行が義務付けられている。デジタコを利用することで、法定三要素(時間、距離、速度)に加え、急加減速や急ハンドル、速度超過など、ドライバーの運転情報を記録し、個々のドライバーの運転特性や癖などを把握して、事故を未然に防止するための安全運転指導に役立てられる。
マルチベンダー、マルチデバイス対応運行管理システムの効果とは?
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