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渋谷区、公式LINEで住民票と税証明書を申請可能に 本人確認にLINE BRAINの顔認証AIを活用――実証実験へ
渋谷区は、LINE公式アカウントで住民票と税証明書の申請サービスを2020年4月に開始する予定で、その認証に必要な「eKYC(オンライン本人確認)」に「LINE BRAIN」の顔認証技術とAI OCRを採用する。実用化を前に、2020年2月から区庁職員を対象に実証実験を開始する。
LINEは2020年2月3日、AIソリューション「LINE BRAIN」の顔認証技術とAI OCRが、「渋谷区LINE公式アカウント」での行政サービス申請に「eKYC(オンライン本人確認)」を取り入れる実証実験に採用されると発表した。
今回同社が提供するのは、LINE BRAINのAI OCR「ID Card OCR」と顔認証技術などのAI技術を組み合わせ、eKYCによる本人確認を実現するサービス。LINEで身分証画像と自撮り画像を送ることで自動判別され、オンラインで本人確認(eKYC)が完了する。
自治体としては初の試み eKYCに渋谷区が期待する効果とは?
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