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在宅勤務で会社のデータへ安全にアクセスするための、すぐにできる5つの対策
マカフィーは、在宅勤務の安全を確保する5つのポイントを発表した。リモートから会社のシステムにアクセスする際、セキュリティリスクを低減し、個人データと企業データの両方を保護する方策とは?
マカフィーは2020年3月23日、公式ブログで「在宅勤務の安全を確保する5つのポイント」を発表した。
BCP(事業継続計画)としての在宅勤務
リモートワークを導入する企業は増え、多くの人にとって在宅勤務は身近な現実になった。最近は、新型コロナウイルス感染症の拡大により、この傾向が加速。TwitterやLinkedInのように、全従業員が自宅で仕事することを奨励する企業も出てきている。在宅勤務は、働き方を最適化する手段であるだけでなく、従業員をリスクから保護する対策でもある。
マカフィーでは、在宅勤務は従業員にメリットをもたらすと同時に、企業にリモートから接続する個人用デバイスの数が大幅に増加することから、組織や従業員をマルウェア攻撃、個人情報の盗難、ランサムウェアなどのセキュリティリスクも増大すると指摘。企業も従業員も、この機に、安全に自宅で仕事をするための方策を確認する必要があるとしている。
自宅で安全に仕事をするための「5つのヒント」とは
企業は、デジタルセキュリティ(サイバーセキュリティ)のベストプラクティスについて従業員を教育するだけでなく、リモート作業で生じる可能性のあるオンラインの脅威に対抗するためのツールも提供する必要がある。
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