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新型コロナウイルスが「働き方」に及ぼした「悪い変化」とは?――サイボウズ調査
サイボウズ チームワーク総研の調査によると、新型コロナウイルス感染症による働き方やチームワークへの影響には、「良い変化」と「悪い変化」があることが分かった。部長や課長クラスの多くが変化を感じているようだ。
サイボウズ チームワーク総研(以下、チームワーク総研)は2020年4月14日、「新型コロナウイルスによる働き方への影響」に関する調査結果を発表した。
同調査は、職場でチームとして働いているビジネスパーソンを対象としたチームやチームワークに関するインターネット調査で、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)が職場に及ぼしている影響について尋ねた結果をまとめたもの。2020年3月19日〜22日に実施し、リーダー層515人、リーダー以外515人の計1030人から有効回答を得た。
新型コロナウイルスで「働き方に変化あり」は4割超え
2020年2月から3月にかけての新型コロナウイルス感染症流行がチームの働き方に影響を及ぼしているかどうかを聞いた質問では、「良い変化」があったと回答した人が19%、「悪い変化があった」と回答した人が25%、56%が「特に変化なし」と回答した。
職位別にみると、部長課長クラスは過半数となり、より変化を感じていることが分かった。
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