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富士通SSL、特権ID管理「CyberArk Privilege Cloud」を販売開始 オンプレからクラウドまで包括的な管理を実現
富士通ソーシアルサイエンスラボラトリ(富士通SSL)は、特権ID管理のSaaS「CyberArk Privilege Cloud」の販売を開始した。併せて専任コンサルタントによる支援プログラムを提供し、導入前のカウンセリングから運用環境に合わせたカスタムプラグイン開発までワンストップで実施できる。
富士通ソーシアルサイエンスラボラトリ(富士通SSL)は2020年8月6日、CyberArk Software(以下、CyberArk)のSaaS版特権ID管理製品「CyberArk Privilege Cloud」を販売開始した。2020年2月から販売しているオンプレミス版の特権ID管理製品「CyberArk Privileged Access Security」と併せ、ニーズに応じて選択できる2つの形態で特権ID管理システムを提供していく。
特権ID管理とは、システムの運用管理に必要不可欠な特権IDを適切に付与・管理することで、特権IDの不正利用を防ぎ、情報漏えいや改ざんなどの発生リスクを低減するセキュリティ手法。
特権IDの管理対象は、システム環境の多様化に伴い、オンプレミスのサーバ、データベース(DB)、ネットワーク機器などのIT資産に加え、ソースコードに特権IDを埋め込まれた運用自動化ツールやパブリッククラウド上のリソースなどに拡大。それに伴い、管理は複雑化し、最小特権の付与、不正アクセス検出、パスワードの定期的な変更といった特権ID管理の適切な運用には高度なスキルが求められるようになっている。
「CyberArk Privilege Cloud」で実現する特権ID管理とは?
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