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内製化を進めて辿り着いた「フルリモートシステム開発」KDDI若手エンジニアチームの変革モチベーション維持の秘訣は「内製化」と「チャレンジ」(2/2 ページ)

自社の優秀なエンジニアが「調整役」に徹していいのか? ――KDDIは、パートナー企業と対等に開発を進める組織になるべく内製化を進めていた。その経験が、2020年に世界を襲った「コロナ禍」において、世界中のITエンジニアが直面した「テレワークによるコミュニケーションの低下」という課題においても生きたという。同社はどのように組織を変えていったのか。

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突然のテレワーク、それでも開発力を維持した工夫とは

 内製開発を強化しながらサービスを拡充してきたKDDIのプラットフォーム事業は、徐々にそのスタイルが定着し、提供するクラウド製品にも内製による新機能が追加されていた。そこへ2020年、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)が上陸する。同社はITエンジニアを含め、急きょ全社でテレワーク体勢をとることになった。

 ITエンジニアは以前から「時間や場所にとらわれないワークスタイルを実践する職業」というイメージを持たれやすい。しかし、同社の場合はチームメンバーとの密なコミュニケーションが必要なため、多くのエンジニアがオフィスに出勤して働いてきたのだ。COVID-19のパンデミック(世界的大流行)によって世界中のITエンジニアがテレワークを始めたが、多くのチームで共通の課題が顕在化している。「生産性を上げるコミュニケーション」の低下だ。

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