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北國銀行、IT基盤システムを全面クラウド化:地銀初のオールクラウド化を推進
北國銀行は、NECと連携して、メール、グループウェア、業務アプリなどを含むIT基盤システムを「Microsoft 365」や「Microsoft Azure」などのクラウドサービスで刷新。生産性向上、ニューノーマル対応したワークスタイルの変革、ITコスト削減を目指す。
北國銀行は2020年10月22日、NECと連携して、IT基盤システムを「Microsoft 365」や「Microsoft Azure」を活用したクラウドベースに全面更改したと発表した。新システムは同年10月19日から稼働を開始している。
IT基盤のクラウド化で銀行業務を高度化
北國銀行では、2014年にNECの協力のもと、前身となるIT基盤システムを構築した。NECのサーバをベースに「Microsoft Windows Server」を中心としたMicrosoft製品を活用し、メール/在籍確認/Web会議/インスタントメッセージなどを実現するコミュニケーション機能、シンクライアント機能、運用管理機能などを統合。ペーパーレス化や行外でも行内と同様に業務を遂行できる「どこでも営業店」を導入するなど、デジタル化に向けた取り組みを進めてきた。
今回、同行はクラウドサービスを活用したIT基盤に全面更改することで業務の高度化を推進する。
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