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ITリモート市場は右肩上がり、2030年に228.3兆円規模へ その背景は
JEITAによると、新型コロナウイルスの感染拡大防止への寄与が期待される「ITリモート」市場は世界的に成長が見込まれ、2030年には世界需要額は228.3兆円に、国内需要額は12.8兆円に達する見通し。「インダストリ」「流通/物流」「テレワーク」「エンタメ/スポーツ」などの分野が市場成長をけん引する。
電子情報技術産業協会(JEITA)は2020年12月16日、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の感染拡大防止に寄与し、今後の電子情報産業の成長をけん引すると期待されている「ITリモート」の世界需要額見通しを発表した。
今回の調査は、ITリモートを「ネットワークを通じて離れた場所にいる人と人または物をつなげてコミュニケーションを実現するための技術」と定義し、国内外の関連企業・団体へのヒアリングを基に定量的に推計したもの。
国内外ITリモート市場は10年で約4倍に拡大の見通し
ITリモート市場の世界需要額は、年平均14.8%で成長し、2030年には228兆3000億円と、2020年から約4倍に拡大する見通しだ。
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