ニュース
三菱UFJ銀行が「eKYC支援サービス」を採用 セキュリティ対策は
三菱UFJ銀行は、口座開設などのオンライン手続きでの本人確認業務に日立の「eKYC支援サービス」を導入し、2021年から運用を開始する。免許証やマイナンバーカードの券面撮影かICチップの読み取りと、セルフィー写真の送信で本人確認が完了する。安全かつ利便性の高いサービス提供を目指す。
日立製作所(以下、日立)は2020年12月17日、三菱UFJ銀行がオンライン本人確認業務を支援する同社の新サービス「eKYC支援サービス」の採用を決定したと発表した。本人確認書類の券面撮影かICチップの読み取りとセルフィー写真の照合で本人確認を完了できるようになる。
三菱UFJ銀行では、同サービスを利用した本人確認業務の運用開始を2021年に予定している。
日立は、同サービスを金融機関向けの汎用(はんよう)サービスとして同日から販売を開始し、2021年5月から提供する。価格は個別見積もり。ニューノーマル時代に非対面チャネルの拡充が期待される中、同サービスにより、本人確認手続きに要する負荷を軽減し、利用者に対する安全で利便性の高いサービスの提供を支援するとしている。
第三者のなりすましや電子データ改ざんを防ぐために導入した技術とは
関連記事
- 北國銀行、IT基盤システムを全面クラウド化
北國銀行は、NECと連携して、メール、グループウェア、業務アプリなどを含むIT基盤システムを「Microsoft 365」や「Microsoft Azure」などのクラウドサービスで刷新。生産性向上、ニューノーマル対応したワークスタイルの変革、ITコスト削減を目指す。 - リレーションシップバンキング推進SaaSで日本の金融機関の顧客体験は変わるか
金融機関のデジタル変革を支援する「クラウドバンキングプラットフォーム」が日本法人の活動を本格化させる。リレーションシップバンキング推進に向け、既に複数の金融機関と導入に向けた議論が進む状況だという。 - 預貯金などを電子データで照会 国税庁が金融業務のペーパレス化に向け実証実験
NTTデータは、国税庁による預貯金などの照会業務のデジタル化に向けた実証実験に「pipitLINQ」サービスを提供する。東邦銀行、横浜銀行、福島銀行、ゆうちょ銀行が協力し、業務効率化の効果やデジタル化に対応した事務フローの環境テストなどを検証する。 - 銀行や携帯電話、複雑な手続きを“ワンストップ”化へ みずほ銀やKDDIら参加の新サービスが2020年6月に開始
トッパン・フォームズは、共通手続きプラットフォーム「AIRPOST」の消費者へのサービス提供を2020年6月下旬に始める。携帯電話事業者3社のメッセージサービス「+メッセージ」を利用して、各社への口座振替の申し込みや住所変更といった手続きを一元化できる。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.