特集
テレワークやITツールの導入だけでは不十分 新常態に向けた組織変革、成功の鍵は:組織を変えるチェンジマネジメント
COVID-19により企業においてテレワークが普及するなど”新しい働き方”への移行が進んでいる一方で、現場には幾つかの課題があります。国内企業に見られる組織変革の失敗例と、その原因から解決に向けたアクションを紹介します。
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響により、企業においてテレワーク環境の整備やITツールの導入が進みました。一方で現場にそれらをうまく落とし込めず「残念」な働き方を続けている企業がいまだに見受けられます。皆さんは、社内で下記のような「残念あるある」を見たことはないでしょうか。
- 残念あるある1:クラウドストレージを導入するなど社内のデータにどこからでもアクセスできる環境が整っているにもかかわらず、資料の格納場所を共有できていないため無駄な工数や時間がかかっている
- 残念あるある2:会議に参加するだけで発言やアウトプットをしない人がいる
- 残念あるある3:テレワークのため家庭用のプリンタで会議資料を大量に印刷している
企業によっては「会議に出席することや顔を見せること自体に価値がある」と考える傾向があります。テレワークを前提とした働き方に変化した今、会議で顔を見せることには価値はなくアウトプットや結果が重視されるべきです。
企業の中にはいまだ紙文化から脱却できずにコストや工数、資源を無駄にするところも少なくありません。端末でデータを閲覧しながら仕事をすることに慣れましょう。
記事提供:株式会社ストリートスマート
「Google Workspace」をはじめとするクラウドサービスを通して、業務効率の向上やコミュケーションの活性化など総合的な働き方の変革を支援します。本稿では「チェンジマネジメント」を通してテレワーク時代の働き方とマインドセットを考えていきます。
「人」や「組織」の観点から働き方を再定義する
こうしたシーンが見受けられる理由は、在宅勤務やフレックスタイム制度などやITツールを導入するだけで、本質的な「新しい働き方」が現場に提示されていないからです。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.