ニュース
荏原製作所、グローバル経営体制の強化に向け、SAP S/4HANAで基幹業務システムを刷新
荏原製作所は、グローバル経営体制の強化に向け、基幹業務システムを「SAP S/4HANA」で刷新する。併せて、人事管理、調達/購買管理、出張/経費管理などのSAPソリューションも導入し、グローバルでの業務標準化や一体運営を支える情報基盤を構築する。
SAPジャパンは2021年2月25日、産業機械メーカーの荏原製作所が、グローバル一体経営への変革を実現するためのIT基盤構築を目指し、SAPのクラウドERP(統合基幹業務システム)スイート「SAP S/4HANA」、人事クラウド「SAP SuccessFactors」、調達/購買クラウド「SAP Ariba」、出張/経費管理クラウド「SAP Concur」を採用したと発表した。
1912年にポンプメーカーとして創業した荏原製作所は、風水力事業、環境プラント事業、精密/電子事業を中心に国内外で事業を拡大。2020年には長期ビジョン「E-Vision2030」と中期経営計画「E-Plan2020」を発表し、グローバル一体経営への変革を目指すと提示。「グローバル経営情報の見える化」「グループ全体のグローバルでの業務の標準化」「柔軟性、汎用(はんよう)性、拡張性のある情報システムアーキテクチャの構築」を掲げ、業務標準化と経営基盤の構築を進めている。
クラウド移行で目指すグローバル経営管理基盤の中身は
関連記事
- SAPジャパンが目指す「真のクラウドカンパニー」とは? 社長が明かす2021年の戦略
SAPジャパン社長に2020年4月就任した鈴木洋史氏に、「2020年の総括と2021年の戦略」について取材した。2021年の目標は「真のクラウドカンパニーになる」という。どういうことだろうか。 - 大阪府、中小企業DXなどの広範な領域でSAPジャパンと包括連携協定を締結
大阪府は府政や府内中小企業などのDX推進でSAPジャパンの協力を仰ぐ。両者の関係はコロナ禍への対応がきっかけだったという。 - SAPがノーコード開発環境を強化へ AppGyverを買収
SAPがヘルシンキに本社を置くノーコード開発プラットフォームの開発企業であるAppGyverを買収すると発表した。買収金額など金銭的情報は明らかにされていない。この買収によってSAPは自社のSAP Business Technology Platformにおけるノーコード開発機能を強化するものとみられる。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.