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MicrosoftがAzureへのJavaアプリ移行を支援、長期サポート版OpenJDLのリリースは間近か
MicrosoftがOpenJDK長期サポート版を提供する。Microsoft AzureでOpenJDKを使用する企業ユーザーを支援する狙いがあるとみられる。
MicrosoftがOpenJDKの長期サポート版の提供に取り組んでいることを発表した。名前の通り「OpenJDK」のソースコードに基づいたビルド版で、互換テストに合格したものが提供される。
多少の修正と拡張機能が含まれる場合もあるようだが、基本的にOpenJDKディストリビューションのドロップイン候補として使用できるものが提供されるようだ。OpenJDKの長期サポートに関しては、他のベンダーや開発プロジェクトも取り組み始めている。MicrosoftもこうしたOpenJDK長期サポートの流れに沿ったものと言える。
Microsoftは2021年4月6日(現地時間)、Microsoftの長期サポート版Javaアプリケーション開発キット「OpenJDK」の提供を開始すると伝えた。発表時点ではプレビューだが、そう遠くない段階で正式版が公開される見通しだ。最初のバージョンは少なくとも2024年までサポートする計画だという。
Microsoft版OpenJDK、今後のリリース計画は
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