ニュース
フォーメーションや勝率を試合中に分析、プレミアリーグがデータ活用サービス提供へ
サッカーのプレミアリーグが、公式クラウドプロバイダーとしてOracleを選定した。チームのフォーメーションや勝率など、サッカーのプレーをリアルタイム分析した統計情報を試合中に提供する。
Oracleは2021年5月6日(米国時間)、英国イングランドのプロサッカーリーグであるプレミアリーグが公式クラウドプロバイダーとしてOracleを選定したと発表した。試合中のプレーをリアルタイム分析した統計情報を「Match Insights - Powered by Oracle Cloud」(以下、Match Insights)として、2021/22シーズンから世界各地で放送やプレミアリーグのソーシャルチャンネルを通じて試合中に提供する。
プレミアリーグは現在、コロナ禍の影響で観客の動員を中止しているが、5月17日から部分的に再開することを明らかにした。また、一部のチームが欧州で計画されているスーパーサッカーリーグ(ESL)への参加をいったん表明した後に撤回するなど、その動向が注目されている。
試合の展開をリアルタイムで予測 ファンに提供するデータ分析の中身
関連記事
- 選手が「100%活躍できる」チームへ モンテディオ山形がデータ活用で目指す強化の形
プロスポーツの世界でデータ活用が進む中、2020年にデータを使ってチームの強化を始めたのがモンテディオ山形だ。スカウトの目から先入観を取り去って選手のポテンシャルを見極め、チームで100%活躍できる状態に育てる――。そんな仕組みを構築する挑戦の軌跡と、未来への構想とは。 - 「絶対に落ちてはいけないシステム」のクラウドシフト加速へ 日本オラクル三澤社長“強気の戦略”を語る
2020年12月、日本オラクルの社長に三澤智光氏が就任した。同社で長年主力のデータベース事業やクラウド事業に関わり、一度は競合の日本IBMでクラウド事業を率いた経験を持つ同氏が、就任後すぐに打ち出したのが新たなクラウド戦略だ。社会を支えるシステムを支えるベンダーの責任が増す中、あえて大規模な組織のニーズを狙う“強気”はどこから来たのか。その背景や今後の方向性について聞く。 - 「アクティブインテリジェンス」とは? Attunity買収から3年、Qlikで何ができるようになったか
データ分析の「出口」に当たるセルフサービスBIのイメージが強かったQlikだが、現在の技術ポートフォリオを見ると、データ分析機能だけでなく、データの「入り口」と分析結果の使い方に関する機能の強化が目立つ。Attunity買収から3年、Qlikだけでできることの幅はどこまで広がっただろうか。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.