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2021年の国内IT支出は2.6%増、ただし「格差」の兆しも――ガートナー予測
ガートナーによると、2021年の日本のIT支出成長率は前年比2.6%となる予測で、業種別では教育、政府官公庁/地方自治体で高い成長が見込まれる。ただし、IT投資の「格差」が広がる見通しも出てきた。
ガートナー ジャパン(以下、ガートナー)は、2021年の日本のIT支出総額が、2020年から2.6%増の27兆9730億円に達する見通しを発表した。業種別で成長率が最も高いと見込まれているのは教育(6.8%)で、政府官公庁/地方自治体(6.1%)がこれに続いている。
2021年の国内IT支出、前年を上回るコロナ禍の減少分は取り戻せるか
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