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国内ハイパーコンバージドシステム市場、コロナ禍でも好調 2025年に783億円規模へ
IDC Japanによると、国内ハイパーコンバージドシステム市場はコロナ禍にあっても順調に拡大が続いている。今後も仮想化やDXによる需要拡大などが影響し、2025年には783億円規模に達する見通しだ。
IDC Japan(以下、IDC)は2021年6月22日、2025年までの「国内ハイパーコンバージドシステム市場」予測を発表した。
コロナ禍でも2020年は2桁成長 下支えした需要は?
2020年の同市場の支出額実績値は515億2100万円で、前年比成長率は14.3%となった。
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響を受けて一部の案件が先送りや中止となり、2020年上半期に新規案件の提案活動に制約があったことから、2020年下半期に需要減少の影響が表れたとみている。
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