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増える負担、移行も困難――病院を悩ます「3つのシステム課題」を解決するにはWeekly Memo(1/2 ページ)

病院のITモダナイゼーションは“難しい”といわれる。ITインフラの老朽化や人材不足、ロックインといった課題を打破しようと動き出したレノボの提案は、それらをどう解決しようというのか。また、その過程で必要になる病院自身の変化とは。

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 「病院のIT化は今、従来のレガシーシステムをモダナイズして、一層のサービス向上を図っていく必要性に迫られている」

 Lenovoの企業向けITインフラ事業を日本で展開するレノボ・エンタープライズ・ソリューションズ(以下、レノボ)のジョン・ロボトム代表取締役社長は、同社が2021年6月29日にオンラインで開催した「病院におけるITインフラ導入の最新動向」に関する記者説明会でこう切り出した。

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右から、レノボ・エンタープライズ・ソリューションズのジョン・ロボトム氏(代表取締役社長)と鷲崎達也氏(エンタープライズ営業統括本部 統括本部長)

 この会見から旧態依然とした業界のIT化にありがちな実態も浮かび上がってきたので、今回は病院のIT化を巡る話を取り上げたい。

「電子カルテ」がネックに? 病院向け医療情報システムの実態

 ロボトム氏によると、レノボは図1に示すように2013年から病院向けIT事業で実績を上げてきた。その手応えから、今後さらに注力していく方針を打ち出した。今回の会見もその一環だ。

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