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約10日で「新型コロナワクチン職域接種予約システム」を構築、SCSKのアジャイルアプローチとは
SCSKは、新型コロナワクチン職域接種を迅速かつ安全に実施するため、自社向けの「新型コロナウイルスワクチン職域接種予約システム」を構築。自社サービスの開発・運用環境「S-Cred+プラットフォーム」とAWSを活用し、アジャイル型開発プロセスなどを採用して、約10日間でシステムを立ち上げた。
SCSKは2021年7月12日、自社の「新型コロナウイルスワクチン職域接種予約システム」(以下、職域接種予約システム)を、開発・運用環境「S-Cred+プラットフォーム」とAmazon Web Services(AWS)を組み合わせて短期間で構築したと発表した。
S-Cred+プラットフォームは、インフラ基盤、アプリケーション基盤、開発ツール、開発・運用管理ツールが統合された開発・運用環境。短期構築と安定運用の実現に向け、SCSKが自社開発し、同社のシステム開発と運用マネージドサービスの提供基盤としている。
迅速な立ち上げとシステムの安全性を確保 その手法とは
今回、SCSKは、新型コロナワクチン職域接種を迅速かつ安全に実施するため、S-Cred+プラットフォームとその運用基盤となっているAWSを活用し、職域接種予約システムを構築。約10日間で構築と検証を終え、2021年7月5日からシステムを立ち上げ、運用を開始している。
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