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米国で「休日出勤」するランサムウェアが増加中 FBIとCISAがベストプラクティスを発行:日本企業も人ごとではない?
米国では、祝日や祝日のある週の週末など防御が手薄になる期間を狙ったサイバー攻撃が増加傾向にある。FBIとCISAはこれを受けて共同のセキュリティアドバイザリを発行し、短期的/中長期的な対策を打ち出した。
米国連邦調査局(FBI)および米国土安全保障省サイバーセキュリティ・インフラストラクチャセキュリティ庁(CISA)は2021年8月31日(現地時間)、共同のセキュリティアドバイザリを発行した。
両者はセキュリティアドバイザリの中で、米国の祝日や休日を狙ってランサムウェア攻撃が増加している傾向があるとし、現状のセキュリティ対策を検証と同時に、推奨されるベストプラクティスと軽減策の適用を呼びかけた。
FBIとCISAが推奨するベストプラクティスとは?
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