ニュース
企業のハイブリッドワーク拡大へ ただし気になるセキュリティ――エントラスト調査
エントラストの調査によると、日本では約9割の従業員が「ハイブリッドワークプレース」の利用に積極的な一方、4割強が「セキュリティや生産性の面で課題がある」と回答した。
エントラストジャパン(以下、エントラスト)は2021年9月6日、テレワークと出社を併用するワークスタイル「ハイブリッドワークプレース(Hybrid Workplace)」の実施状況やセキュリティ面の課題に関する調査結果を発表した。
同調査は、世界10カ国(日本、米国、カナダ、英国、豪州、ドイツ、サウジアラビア、アラブ首長国連邦、インドネシア、シンガポール)の企業のビジネスリーダー1500人と一般従業員1500人を対象に米Entrustが2021年6月に実施したグローバル調査「Securing the New Hybrid Workplace」の結果をまとめたもの。
ハイブリッドワークプレースで直面するセキュリティ面の懸念とは?
ハイブリッドワークプレースは定着しつつあるものの、セキュリティへの懸念は依然として高いことが分かった。
関連記事
- 日本企業のゼロトラスト導入「予定なし」が3割 グローバルと大きな溝――Okta調査
ゼロトラストの重要性は理解しているが「どこから取り組むべきか分からない」という声を企業から聞くことも多い。Oktaが公開した「ゼロトラスト導入実態調査」から世界と日本企業の現状を把握し、ゼロトラスト導入のヒントを探る。 - 深刻なCISO不足到来か? 3600人に聞いたインシデント対応体制に見る課題
セキュリティインシデントの報告体制は本当のところどうなっているのか。3600人のセキュリティ専門家に聞いた「正解」は。 - 米国で「休日出勤」するランサムウェアが増加中 FBIとCISAがベストプラクティスを発行
米国では、祝日や祝日のある週の週末など防御が手薄になる期間を狙ったサイバー攻撃が増加傾向にある。FBIとCISAはこれを受けて共同のセキュリティアドバイザリを発行し、短期的/中長期的な対策を打ち出した。 - セキュリティ体制が継続しないのはなぜか 経営層に知っておいてほしい組織立ち上げの仕組み
セキュリティ担当者の中には“立ち上げた組織やイベント、勉強会が1年を待たずに解体してしまった”という経験を持つ方もいるのではないだろうか。セキュリティ組織の継続運用が困難な理由を、現場の“リアル”な声から考えていこう。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.