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NEC、建築土木業界向け「重機遠隔操縦サービス」を提供
NECは、無線ネットワーク環境で重機をスムーズに遠隔操縦できるサービスを提供する。建設現場を想定した実証フィールドを我孫子事業場に新設し、サービスの検証や共創も進める。
NECは2021年9月7日、無線ネットワーク環境で重機のスムーズな遠隔操縦を実現する新サービス「重機遠隔操縦サービス」を、2021年10月に提供開始すると発表した。また、建設現場を想定した実証フィールドをNEC我孫子事業場に設立し、サービスの検証や新サービスの開発に活用していく。
重機のスムーズな遠隔操縦を実現する仕組みとは
重機の遠隔操縦は、建築土木業界における安全・安心な作業や快適な労働環境を実現するものとして着目されている技術の一つ。熟練職人の高齢化や若手就業者の減少が進み、増加するインフラ補修工事や災害復旧工事への対応が困難な状況にある建築土木業界では、こうした技術の活用により、従来の危険で過酷な現場のイメージを払拭(ふっしょく)し、労働力を確保していくことが急務となっている。
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