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中小企業のテレワーク実施率は3割に満たず、一方で導入企業のテレワーク満足度は過半数に
デル・テクノロジーズの調査によると、国内中小企業のテレワーク導入率は3割に満たず、普及率が低迷しているものの、導入企業の過半数がテレワーク活用に満足しており、「働き方改革」「ワークライフバランス向上」「コスト削減」などのメリットを享受していることが分かった。
デル・テクノロジーズは2021年9月13日、中小企業におけるテレワークとニューノーマル時代の働き方に関する意識調査結果の前編となる「テレワーク導入状況」を発表した。
この調査は、全国の中小企業(従業員数1〜99人)を対象に2021年8月に実施し、経営者および会社員計1110人から有効回答を得た。今回発表の前編では、テレワークの導入状況に焦点を当て、その導入時期や頻度、メリット、課題などをまとめている。
テレワーク実施率は3割を下回るも、導入企業の7割はハイブリッド型勤務を実施
テレワークの実施状況については、「導入している」との回答は26.8%で、2020年7月に実施した前回調査時の36.0%から9.2%ダウンする結果だった。
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