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パブリックでもプライベートでもない「第3のクラウド」登場 脱オンプレからマルチクラウドまで見据えた内容とは:Weekly Memo(2/2 ページ)
デジタル化の進展や働き方の変化でクラウドサービスが普及する一方「まだ多くのIT資産はオンプレミスにある」との独自調査を基に、IIJが新たな取り組みを始めた。脱オンプレの課題を解消しつつ「マルチクラウド」のニーズを意識したという内容から見えてくる、クラウド市場の今後とは。
マルチクラウド化に向けてIIJが注力する3つのサービスとは
さらにIIJは今回、新しいクラウドサービスであるIIJ GIO P2 Gen.2をハブ(HUB)にして、「Amazon Web Services」(AWS)や「Microsoft Azure」といったパブリッククラウドと連携したマルチクラウド環境を一段と利用しやすくしている。
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