ニュース
ブロックチェーン技術でレジリエンスを強化するbotネット Googleが対策に乗り出し
Googleは大規模botネット「Glupteba」のテイクダウンオペレーションを実行している。同社はGluptebaの撲滅には技術的対応と法的措置双方のアプローチが必要だとし、ユーザー保護に取り組む姿勢を見せている。
Googleは2021年12月7日(現地時間)、同社のブログで悪質なbotネット「Gluptebaを停止するための行動を起こしたと伝えた。同社はGluptebaを停止させるには技術的な対応と法的措置双方のアプローチが必要だとし、業界と法執行機関の努力によってユーザーを保護すると説明している。
ブロックチェーンでレジリエンスを高めるbotネット「Glupteba」とは?
Gluptebaは全世界の約100万台のWindowsデバイスで構築されたbotネットだ。調査によれば、1日に数千台のペースで新たなデバイスがGluptebaのネットワークに加わっており、認証情報を含めたユーザーデータの窃取や暗号通貨マイニング、ルーティングの変更などを実行する。
関連記事
- UEM製品「ManageEngine Desktop Central」に「緊急」の脆弱性 サイバー攻撃もすでに確認
ManageEngine Desktop CentralとManageEngine Desktop Central MSPに深刻度「緊急」(Critical)の脆弱性が見つかった。すでに同脆弱性はサイバー攻撃に利用されているため、影響を確認して迅速に対処してほしい。 - Wi-Fiルーター9機種に合計226個の脆弱性 早急に確認とアップデートを
ドイツのセキュリティ企業が、Wi-Fiルーター9機種に合計226個の脆弱性を発見した。該当製品を使用しているかどうかを確認し、使用している場合は迅速にアップデートを適用してほしい。 - 復活したEmotet 偽のAdobeインスト―ラーで感染拡大を図る
2021年1月に大規模なオペレーションでテイクダウンされたマルウェア「Emotet」が復活し、新たな手法による感染拡大が観測された。偽のAdobeアプリケーションをインストールさせる巧妙な手段を採るため注意してほしい。 - 暗号ライブラリ「NSS」に「緊急」の脆弱性 複数のアプリケーションに影響か
Mozillaが提供する暗号ライブラリ「NSS」にヒープオーバーフローの脆弱性が見つかった。悪用されるとクラッシュや任意のコードが実行される危険性がある。複数のアプリケーションが影響を受けるとされており注意が必要だ。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.