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Apache、Log4jに関する3つ目の修正パッチを公開 新たな脆弱性を修正
Apache Log4jを巡る一連の脆弱性問題で、新たな脆弱性が発見された。Apacheはこれを受けて3つ目のセキュリティパッチを公開した。すでにアップデートをした場合も、現在のバージョンを確認するとともに対策に取り組んでおきたい。
Apache Software Foundationは2021年12月17日(現地時間)、「Apache Log4j」(Log4j)の最新版となる「Apache Log4j version 2.17.0」を公開した。
今回のアップデート版は、Log4jを巡る一連の脆弱(ぜいじゃく)性、いわゆる「Log4Shell」を修正する3つ目のセキュリティパッチだ。Log4jのバージョンを確認するとともに、修正版にアップデートしてほしい。
長引くLog4jの脆弱性 継続した情報収集と対応を
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