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Microsoft Storeでゲームに偽装したマルウェアが見つかる 5000台以上のPCがすでに感染か
Microsoft Store経由でゲームを偽装したマルウェアが配布されていたことが明らかになった。すでに5000台以上のPCの感染が確認されている。SNSを制御される可能性があり、注意が必要だ。
「Microsoft Store」経由でゲームをインストール後に、GoogleやFacebookなどで身に覚えのない投稿をしていたり、記憶にない「いいね!」を押した痕跡があったりする場合は注意が必要だ。
セキュリティベンダーのCheck Point Software Technologiesのリサーチ部門であるCheck Point Researchは2022年2月24日(現地時間)、同社のブログで「Microsoft Store」経由でゲームに偽装したマルウェアを発見したと報告した。すでに5000台以上のPCが感染したと見られており、感染が確認された場合にはアプリのアンインストールと関連データの削除が推奨されている。
感染した場合のアンインストール方法は
Check Point Researchによれば、発見されたのはバックドアタイプのマルウェアで「Electron Bot」と呼ばれ、「Temple Run」や「Subway Surfer」といった人気ゲームに偽装して配布されていた。Electron Botがインストールされるとバックドアが機能し、被害者のマシンが完全に制御下に置かれるという。
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