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ASUSのルーターを狙うマルウェア発見 botネット構築に加担するリスクも

ASUSのルーターを狙ったマルウェア「Cyclops Blink」の亜種が発見された。Trend Microによれば、ASUSのルーターは標的となった製品の一つにすぎず、今後他のベンダーのルーターやIoT製品が攻撃対象になる可能性が高いという。

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 Trend Microは2022年3月17日(現地時間)、同社のブログでASUSのルーターを標的とするマルウェア「Cyclops Blink」の亜種を発見したと報じた。

 Cyclops Blinkは2019年6月に活動が観測されたマルウェアで、多数のコマンド&コントロール(C&C)サーバおよびbotネットが活動している。中小企業や個人のルーター、ストレージデバイスを標的として感染を拡大したマルウェア「VPNFilter」の後続とされる。

 Trend Microの分析によれば、Cyclops Blinkの亜種はASUSだけでなく今後さらに多くのベンダーが提供するIoTデバイスを標的とする可能性が高いとしており注意が必要だ。


Trend MicroはCyclops Blinkの亜種に関する技術解説を公開した(出典:Trend MicroのWebサイト)

影響を受けるASUSルーターと対処法は?

 ASUSはTrend Microの報告を受け、Cyclops Blinkの亜種の標的となるルーターおよびバージョンを公開した。

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