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BMWが「HPE GreenLake edge-to-cloud」を採用 EVのデータ分析に活用
BMWグループは「HPE GreenLake edge-to-cloud」を採用した。世界中の拠点に分散し、膨大な量に上るデータを管理するプラットフォームとして期待を寄せる。
世界中の試験用EVから収集したデータ分析に活用
今回の導入の一環でHPEはクラウドサービスとしてビッグデータやバックアップ、リカバリー、コンプライアンスを順守したアーカイブを提供する。同社は、分散したデータを単一のプラットフォームで管理することで、一貫したクラウドエクスペリエンスを実現することが可能になるとしている。
HPEの社長兼CEO アントニオ・ネリ(Antonio Neri)氏は、「自動車業界では、競争優位性を得る上でデータが重要な要素になるが、データの分散化および量や種類の増加と迅速な処理に対する要求により、データ管理の複雑さは増す一方だ」と述べ、今回のHPE GreenLake edge-to-cloudプラットフォームの導入について、「データの価値を引き出すための強力な基盤として、場所を問わずあらゆるデータを管理できる統一されたクラウドエクスペリエンスを提供することで、課題の克服に取り組むことを期待している」と期待を寄せる。
BMWグループは同プラットフォームを、世界中の試験用EV(電気自動車)から収集したデータ分析に活用する。
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