特集
HISが顧客ペルソナ構築に使った外部データ、その中身と使い方は(2/2 ページ)
まだ見ぬ未来の顧客はどんな人か。自社データ基盤にはない未来の顧客のペルソナをどう精緻に描くか。コロナ禍の環境変化で消費マインドが変わる中でも継続して、良いタイミングに良い接点を持ち続けるためにHISが実践する外部データ活用の中身を見る。
これ、誰にどうバズった? 外部データの定点観測で興味変化の関心を読む
HISでは、DS.INSIGHTから得られる検索統計データから顧客の最新動向を確認する会議を、週次で開催している。この会議には、Webサイトの運営メンバーに加え、商品企画、店舗運営などの部署からのメンバーが参加する。
利用するのは、旅行や自社への関心の分析に役立つ検索キーワードのボリュームランキングや検索人口のランキング、特定キーワードと一緒に検索される同時検索キーワード、あるキーワードを検索した人の以前に検索したキーワードやその検索行動の後の検索キーワードを抽出して時系列で興味や関心の変化をたどる「時系列キーワード」などだ。
関連記事
- ヤフーの検索ビッグデータの使い道 AWS消費財事業のキーパーソンが説く「商売のタネ」の見つけ方
サードパーティーデータが使えない中で、オンラインマーケティングの品質を高めるにはどんな方法が考えられるだろうか。検索ビッグデータを公開するヤフーは、個人情報を提供しない一方でさまざまな消費者ペルソナの嗜好や行動を探るヒントとなるデータを公開している。これらのデータはどう稼ぐ力に反映させればいいのか。ヒントを紹介する。 - 新常態のデータ分析はどう変わる? データサイエンティスト育成の専門家が語る「新たな価値観」
コロナ禍で事業の在り方やニーズが変わる中、多くの企業が取り組むデータ分析にはどのようなアプローチの変化が必要なのか。 - AIで“不適切コメント”撃退に効果 ヤフーが検証結果を発表
ヤフーによると、「Yahoo!ニュース コメント」に不適切なコメントを繰り返し投稿するアカウントが、AIを活用した投稿時注意メッセージの掲出によって減少したという。その理由とは。 - 4900万人のデータを持つヤフー コロナ禍で起こった「分析ニーズの激変」は、組織向けデータ事業をどう成長させたか
ヤフーのデータソリューション事業を率いる谷口氏は、2020年のコロナ禍で消費や行動の場がオンライン化する一方、企業の「データへのニーズ」が大きく変わる様子を目の当たりにしたという。その中身とは何か。今後同社が目指すDX支援の在り方とともに聞いた。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.