マイクロソフトとソフトバンク、5Gを活用する新たなビジネスモデル構築へ
日本マイクロソフトは、ソフトバンクと共催する5Gビジネス創出プロジェクトを含む通信/メディア業界向けのDX推進施策の詳細を発表した。両業界の新たな“稼ぎ方”構築に向けたDX推進策を提示する。
日本マイクロソフト(以下、マイクロソフト)は2022年4月25日、通信/メディア業界向けのデジタルトランスフォーメーション(DX)支援の取り組みについての詳細を公開した。同取り組みの一つとして、ソフトバンクと共催で5Gビジネス創出のためのプロジェクトを近日、立ち上げる予定だ。
同社は、2021年7月からスタートした2022年度の優先課題として「Revitalize Japan」(日本社会の再活性化)を掲げ、通信/メディア業界を含む各業界のDX推進を支援する方針を打ち出している。
通信/メディア業界は現在、モバイル通信サービスの市場成熟やテレビ広告のネットへのシフトといった既存ビジネスモデルの伸び悩み、MVNO(仮想移動体通信事業者)やサブスクリプション型動画サービス事業者といった新たなプレイヤーの参入、5G/6Gの基盤展開や放送設備の構築、維持といった設備投資による負担などの課題を抱えており、新たなビジネスモデル構築や収益向上が求められている。
こうした課題を解決し、両業界におけるDX推進を支援するため、同社は5Gコアネットワークやクラウド活用をベースにした施策を展開する。
通信業界向けには「“次世代通信キャリア”としての拡張性、信頼性、事業性の獲得」を、メディア業界に向けには「ニューノーマル下での新たなコンテンツ消費体験の協創」を支援する。
ソフトバンクと共催 5Gを活用したビジネス創出支援プロジェクトとは
通信業界が抱える収益減と費用増の課題に対しては、主に5G/6Gを活用したB2Bビジネス拡大を支援する「各業界キープレイヤーとのエコシステム」、主にB2Cビジネス領域拡大を支援する「データ利活用のためのソリューションと実績」、次世代の通信インフラを支える「キャリアグレードのハイブリッドハイパースケールインフラ」を軸に支援を展開する。
各業界キープレイヤーとのエコシステムの構築については、ソフトバンクと共同で、5Gを活用したビジネス創出支援に向けたプロジェクトを立ち上げる。
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