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GitHubが2要素認証のデフォルト化を発表 度重なるサイバー攻撃に対抗
GitHubは全てのユーザーに「2要素認証」をデフォルトで適用するという旨を伝えた。2023年末までに同変更を適用すると説明している。
GitHubは2022年5月4日(現地時間)、同社のブログでソースコード管理システム「GitHub」において2023年末までに1つ以上の2要素認証の利用をデフォルトで要求するように仕様を変更すると発表した。
近年繰り返し発生するGitHubを巻き込んだセキュリティインシデントに対して抜本的に強化を図る狙いがあるものとみられる。
GitHubの2要素認証デフォルト化 高度化するサイバー攻撃への対応
脅威アクターは近年、ソフトウェア開発者などを標的としたマルウェア感染のルートとして、パッケージ管理システムやアプリケーション拡張機能などを悪用しており、GitHubも悪用されるケースが増えてきている。
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