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Metaが戦略的クラウドプロバイダーにMicrosoft Azureを採用 その狙いは
MetaはAzureを戦略的クラウドプロバイダーに選定した。AI分野の研究を強化する、Azureの強みとは。
Microsoftは2022年5月22日(現地時間)、Metaとの継続的コラボレーションの拡大を発表した。Metaは、人工知能(AI)の研究開発を加速するための戦略的クラウドプロバイダーとして「Microsoft Azure」(以下、Azure)を選択した。
他のパブリッククラウドと比較して、仮想マシン間のGPU間帯域幅が4倍であることで、Azureプラットフォームはより高速な分散型AIトレーニングを可能にする。今回の関係強化の一環として、Metaは同社のAIグループの研究開発推進のためにAzureの活用を拡大する意向だ。
最新マシンでAzureのPyTorch活用を拡大
具体的には、AI研究のワークロードの一部に、Azureの最新の仮想マシン「NDm A100 v4 シリーズ」を使用し5400基のGPUを搭載したAzure専用クラスタを利用する予定だ。
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