鴻池運輸、Salesforceで国際物流を支えるプラットフォームを構築 物流専門業務の支援を強化
鴻池運輸は、同社の物流業務支援サービス「KBX」の基盤としてSalesforce製品を採用した。顧客、パートナーと同社をつなぎ、物流業務における情報の一元管理と拡張性を確保したプラットフォームを提供する。
セールスフォース・ジャパン(以下、セールスフォース)は2022年6月16日、鴻池運輸が提供する海上輸出入業務のオンライン支援サービス「KBX」の「デジタルフォワーディングプラットフォーム」のシステム基盤として「Salesforce」を採用したと発表した。
Salesforceで実現した「フォワーディングプラットフォーム」とは?
KBXは、輸送の依頼主(荷主)と輸送業者(キャリア)との間に立って貿易事務や輸送手配に付随して発生する専門業務である「フォワーディング業務」を担うフォワーダー(運送事業者)向けの包括的な国際物流業務支援サービスだ。輸出入業務の「手配の依頼」から「見積もり」「進捗確認」「手配完了」までの一連のフローをオンライン化し、情報のやりとりがWebとチャットで完結する。
鴻池運輸は、2022年4月から同サービスを海上輸出業務向けに開始し、手配依頼と進捗確認、手配完了のサービスを提供している。8月以降に見積もりサービスを追加提供する他、航空輸送業務向けサービスの開始も予定している。
KBXには顧客、業務管理アプリケーションの基盤としてコラボレーションプラットフォーム「Salesforce Experience Cloud」やノーコード開発プラットフォーム「Salesforce Lightning Platform」など複数のSalesforce製品を採用した。鴻池運輸は豊富な標準機能を活用し、複雑な手配や多数の書類が伴う物流業務における情報の一元管理と拡張性を担保したプラットフォーム構築を実現したとしている。
Salesforce製品の採用理由は何か。
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