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「データはオイルではなく、水と酸素だ」 データ活用の助けになる「Tableau Cloud」は何ができる?
データ分析の重要性は年々増している。かつてデータは、その希少性から「オイル」と言われたが、現在はデータ活用は「水と酸素」のような存在に変わった。Tableauが、企業におけるデータ活用の取り組み状況と「Tableau Cloud」について紹介した。
米Tableauは2022年6月7日、10ヵ国の2000人を超える意思決定者および従業員を対象とした、「データスキルやリテラシーの向上が労働力に及ぼす価値に関する最新調査」の結果を発表した。Tableauは「企業にとって、データと分析はますます不可欠なものとなり、データ専門家でなくても企業の誰もがデータをビジネスに利用する時代が始まっている」と企業のデータ活用の実態に警鐘を鳴らす。
日本企業のデータ活用の現状と変化に対応するためのクラウド活用の方法を、Tableau Japan事業統括カントリーマネジャーの佐藤 豊氏が語った。
新型コロナウイルスがデータの時代を後押し
「新型コロナウイルスの流行が職場の対話に与える影響に関して、不安を感じる一方で、86%のリーダーがビジネス対話の推進にデータが重要な役割を果たしたことを認めた。パンデミックが日本のデータの可能性を解放した」と佐藤氏は話す。
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