ニュース
「ほほ笑み認証」で買い物を Mastercardがキャッシュレスサービスを発表
キャッシュレス化が止まらない。Mastercardは生体認証で買い物ができるプログラムを発表。ほほ笑みか手のひらで買い物が可能となるようだ。今後のスケジュールと現状の課題が分かった。
Mastercardは2022年5月17日(現地時間)、生体認証を可能とするチェックアウトプログラムを導入すると発表した。他のフィンテック企業や小売業者が生体認証実験を推進するのに続いたものとみられる。MastercardはNEC、AURUS、PaybyFace、PopID、Fujitsu Limitedと協力して同プログラムを国際的に展開する。
手ぶらで買い物が可能な時代に
消費者は会計時に「カメラへほほ笑む」か「専用の読み取り機に手をかざす」ことでチェックアウトプログラムを利用できる。Mastercardはブラジルから試験的に同プログラムを導入し、その後、中東やアジア圏にも拡大する方針だ。
チェックアウトプログラムの加盟店は、店舗またはアプリを通じて消費者に生体認証サービスを提供できる。収集された顧客情報は非公開となるよう基準が定められており、金融機関やテクノロジー企業がデータを保護する。
関連記事
- 銀行は本当に3億行のCOBOLコードと縁を切れるのか 脱メインフレームの動向
問題なく稼働するプログラムに触れてはいけない。変えようとしてはならない。メインフレームシステム運用のセオリーは万国共通だったようだ。しかし、銀行のコア機能もいよいよクラウドを意識せざるを得ない時期が来たようだ。米国の銀行業界のトレンドを調査から追う。 - 日銀CBDC、DCJPY、JPYCの違いは? デジタル通貨の種類と仕組みを解説
通貨のデジタル化が進んでいる。日本国内でも複数のデジタル通貨が存在するがその違いは何なのか。 - 日本IBMが金融DXを支援 新クレジットカードサービスの中身は?
金融業界でDXの取り組みが進み、新たな決済サービスが台頭している。日本IBMが打ち出した新サービスはどのように金融DXを推進するのか。
© Industry Dive. All rights reserved.