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クラウド移行が進む中で浮上する課題は? IDCが国内企業のIT投資動向を調査
IDCは国内企業のIT投資動向の2022年版を発表した。同調査から、大企業を中心にクラウド移行が進んでいることが分かった。IDCはクラウド移行が進む中で浮上する課題を指摘し、ITサプライヤーがユーザー企業をどう支援すべきかを提言した。
IDC Japan(以下、IDC)は2022年6月29日、「2022年 国内CIO調査 ITサービス/アウトソーシング利用実態」を発表した。同調査は、国内企業のCIO(最高情報責任者)や情報システム部門長、それに準じる立場の管理者を対象に実施した。
同調査によると、2021年度の国内企業のIT支出実績は前年度と「変わらない」と回答した企業が5割超だった。中小企業(従業員数2〜99人)と中堅企業(同100〜999人)は「減少」が「増加」を上回った。IDCは「テレワーク環境を整備するための一過性の支出が一段落した結果」とみている。
5年後に大企業の40%弱がクラウドに移行 浮上する課題とは?
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