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地方企業がRPAテクノロジーズの「BizRobo!」「デジパス」を導入 DX推進と人材不足解消を図る
新潟県で銅合金鋳造・加工を手掛けるJマテ.カッパープロダクツは、RPAテクノロジーズのRPAツール「BizRobo!」と紙のデータ化サービス「デジパス」を導入した。地方企業が抱える2大課題である社内のDXと人材不足の解消を図る。
RPAテクノロジーズは2022年7月13日、同社のRPA(Robotic Process Automation)ツール「BizRobo!」と紙のデータ化サービス「デジパス」をJマテ.カッパープロダクツが導入したと発表した。Jマテ.カッパープロダクツはこれらのツールによって社内業務のデジタル化と人材不足という、地方企業が抱える2大課題の解消を図る。
「1日4時間」削減するシステム
新潟県の上越地域に拠点を置くJマテ.カッパープロダクツは、人材不足が経営課題となっていた。同社は「システマチックに人の手を介さず仕事を回していく」ことが今後の経営の要になると考え、DX推進やテレワーク導入といった働き方改革に取り組むこととした。
バックオフィス業務や営業といった効果を上げやすい間接部門を中心にDX化のモデルケースを作り、製造現場への展開を目標として、考えることや判断を要しない業務を全てRPAに置き換えることで生産性向上を図るため、BizRobo!の導入を決定した。BizRobo!を選んだ理由は、費用対効果の面で目標としていた「1日4時間の削減」を安定的に実現できると見込んだ点だ。導入後のサポート体制やサポートのレスポンスの速さなども評価した。
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