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アイリスオーヤマ、小売業向けDX支援事業を開始
アイリスオーヤマは法人事業を拡大し、「ストアソリューション事業」に新規参入する。小売店舗が直面する課題の解決とDXを4つの側面から支援する。
アイリスオーヤマは2022年7月19日、法人事業の基盤を強化、拡充するため、小売店舗の価値創造と課題解決を総合支援する「ストアソリューション事業」に新規参入すると発表した。
小売店舗の課題解決を支援するストアソリューション
近年、小売業では慢性的な人手不足に加え、働き方改革や新型コロナウイルス感染症(COVID-19)対策など、店舗運営の業務負担が増加している。電気料金の値上げによる店舗運営経費の増加や、電子商取引(EC)での物品やサービスの売買増加に伴う競争環境の急速な変化にも直面している。
こうした中で、小売業には「リアル店舗でしか得られない顧客体験と付加価値」を提供することが求められている。
今回アイリスオーヤマが新規参入するストアソリューション事業は、店舗運営の課題解決とリアル店舗の付加価値の創造を総合的に支援するため、店舗に必要な什器(商品陳列棚などの家具)・内装やLED照明、オフィス家具に加えて、IoT(モノのインターネット)ソリューションや清掃ロボットなど、同社の各種事業領域の商材やサービスを組み合わせて小売業者に提案、提供する。
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