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四国電力が電力需給計画にAIを活用 「予測はそもそも外れるもの」という考え方に基づく計画立案とは?(2/3 ページ)

電力大手の四国電力がAIを活用した電力需給計画立案システムの運用を開始した。需給計画立案という専門性の高い領域にAIを導入することで、どのようなメリットが生まれるのか。

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デジタルツインを活用した「最適化」

 今回、四国電力が導入する需給計画最適化システム「ReNom Power」を開発したグリッドは2009年に創立された。AI(人工知能)や量子コンピュータのアルゴリズム開発を手掛ける同社がミッションとして掲げるのが「新しいテクノロジーを使ってインフラをもっと良くしていく」だ。

 グリッドの曾我部 完氏(社長)は自社について、「インフラ全般に関わる計画問題を解いている会社だ」と話す。

 では、グリッドはどのように需給計画を最適化するのか。グリッドの梅田氏は、「最適化とはある目的のために与えられた条件を満たしながら、最も良い回答を求めること」と定義した後、電力需給計画における難しさを次のように挙げた。

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