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神奈川県と県内市町村が「情報セキュリティクラウド」刷新へ セキュリティ強化のための4つのポイント
神奈川県と県内市町村など計34団体は「神奈川情報セキュリティクラウド」(KSC)を刷新する。新KSCが提供するセキュリティ強化のための4つのポイントとは何か。
ネットワンシステムズ2022年8月9日、神奈川県と県内市町村等など34団体がセキュリティ強化のために共同利用する「神奈川情報セキュリティクラウド」(KSC)のシステム構築を受注したと発表した。本環境は2023年4月に稼働を開始する予定だ。
(お詫びと訂正)当初「神奈川県と同県内の33市町村」としておりましたが、正しくは「神奈川県と県内市町村等計34団体」でした。本文は修正済みです。(2022年8月19日19時30分更新)
新KSCの「4つの特徴」
総務省は近年のサイバー攻撃の複雑化や巧妙化を背景に、全国の自治体に「自治体情報セキュリティクラウド」の導入を推進している。都道府県ごとにセキュリティ対策を集約して強化することによって、市町村がセキュリティ対策を独自に整備することなくサービスとして利用することが可能になる。
神奈川県は以前からKSCを運用しており、セキュリティ対策を実施して情報セキュリティ対応レベルを標準化してきた。
神奈川県が次期KSCの発注に当たって追加した主な要件は次の通りだ。
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