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NECが疑似量子アニーリングサービスをサブスクで提供 最適化関連事業で100億円の売り上げ目指す
NECは、疑似量子アニーリングサービスのラインアップを見直し、月額25万円から利用できる月額定額制サービス提供する。生産計画立案などのビジネス課題を解決に導く技術として期待が高まる一方で、高額費用が課題となっている疑似量子コンピューティング技術の利用者拡大を狙う。
NECは2022年8月29日、疑似量子アニーリングサービス「NEC Vector Annealing サービス」を、クラウド型サービスのプラン2種類とオンプレミス型ライセンスとして提供すると発表した。刷新に合わせて、処理能力を従来比3倍の約30万ビット規模に拡大した他、アルゴリズムの改善で求解性能を最大30倍に高速化したという。
サブスクかつ低価格の料金体系で利用者拡大を図る
NEC Vector Annealing サービスは、量子コンピューティング技術を活用して大規模な組み合わせ問題を超高速で解析するクラウド型の疑似量子アニーリングサービスだ。NECが研究、開発を進める量子アニーリング処理向けの独自アルゴリズムを組み込んだソフトウェアを、大容量メモリで行列計算を行うベクトル型スーパーコンピュータ「SX-Aurora TSUBASA」で動作させてサービスを提供する。
料金体系を見直し、月額25万円(税別)から利用できる「スタンダードプラン」と、求解性能をより重視し、月額125万円(税別)から利用できる「プロフェッショナルプラン」の2種類のクラウドサービスを2022年11月1日から提供する。同社によれば、これらの料金プランは業界最安値だという。
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