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丸紅がAIチャットbot導入で問い合わせ業務効率化 「年間540時間」削減を見込む
丸紅の社会産業・金融グループは、社内のIT関連のFAQ対応にAI型チャットbotを導入した。問い合わせの6割強を占めるFAQを自動化し、年間540時間の業務工数削減を見込む。
ワークスアプリケーションズは2022年8月29日、丸紅の社会産業・金融グループが、ワークスアプリケーションズグループが提供するAI型チャットbot「HUE チャットボット」を2022年7月から稼働を開始させたと発表した。
AIチャットbot 導入で年間540時間削減へ 「曖昧な問い」にも対応
HUE チャットボットは、NLP(自然言語処理)技術を応用したAIチャットbotだ。2022年5月時点で290万語が登録されている自然言語処理辞書「SudachiDict」を備えるため、煩雑な辞書登録作業が必要なく、用意するFAQ数を削減できる。日本語特有の“表記揺れ”を正確に判断し、曖昧な問いに対応する。
FAQの追加や改善に当たってプログラミングが不要なことも特徴の一つだ。
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